2016年10月19日

資金調達の場 揺らぐ役割 (平成28年10月19日)

資金調達の場 揺らぐ役割 (平成281019日)

           自社株買い最高 市場に3.6兆円「返還」

                                                 

上場企業による自社株買いが急拡大している背景で、「資金調達の場」としての株式市場の役割が揺らいでいるのは見逃せない。今年19月は株式発行による資金調達は7200億円にとどまった一方、株主に資金を返す自社株買いは43500億円に膨らんだ。この結果、企業は差し引きで約36000億円の資金を株式市場に「返還」したことになる。…これまでの最高である07年(約23000億円)を大幅に上回った。(日本経済新聞 朝刊 北九州版 5P

                                             

 (背景)

…自社株買いが急拡大しているのは、企業が株主の目を意識して経営効率を改善しようとしているためだ。だが、効率性を示す代表的な指標、自己資本利益率(ROEを欧米企業並みに高めるのは分母の資本を抑えるためだけでなく、分子の利益の拡大こそが重要になる。(日本経済新聞 朝刊 北九州版 5P)ちなみに、日本の15年度、自己資本利益率は7.82年連続低下し、12%と2桁のROEを誇る米国企業などに見劣りする。

                               

(独り言)

    成長鈍化と金利低下により、自社株買いが急拡大し、株価の下支えになっていますが、一方では、資金調達の場が、株式市場から社債市場へ移っており、更なる経済のテコ入れ=経済の回復がなければ、株式市場の復権は難しいと考えられます。


(リンク) 

  ROEという指標を耳にしますが、… (証券業協会) 

   http://www.jsda.or.jp/manabu/qa/qa_stock34.html


(カテゴリー)                     

   株式市場・・・自社株買い

ラベル:自社株買い
posted by ちい坊 at 21:50| 福岡 ☀| 株式・為替市場 | 更新情報をチェックする